現状

日本最難関とされる東京大学。入学するためには推薦や今はやりのAO入試などはなく、一般入試を受けて実力で入るのみである。 (一応帰国子女枠というものがあるがそれで入学している者は数少ない。) 当然他大学から編入することもできない(大学卒業後の者を対象とした学士編入枠があるらしい。)

さて、東大に入学する方法であるが、まずは9月末~10月あたりにセンター試験に出願しなくてはならない。 そして受験票が12月ころに届く。1月の中旬の土日にセンター試験を受験、終了後自己採点を行い予備校のデータと比べ足切りラインを確認し出願。 バレンタインデーのあたりに東大の第一次選抜発表があり、足切りを越えていれば受験票到着。 2月25,26日の二次試験を受け合格最低点を越えていれば3月10日の合格発表で見事合格、となるわけだ。(2/25.26.3/10は基本的に毎年固定) ここで重要なのは「東大に出願」することと「合格最低点」を越えることだ。 東大以外の大学に出願しては東大に合格することは100%不可能である。(当たり前であるが)

ここで問題なのは東大合格者(=入学者)の中身である。 実に6割以上の生徒が中高一貫校出身である。 これは考えてみれば当然である。なぜかというとこれらの学校は中学の範囲を中一や中二で終わらせ、さっさと高校の範囲に突入し、高1や高2で受験全範囲 を終わらせあとは学校で入試問題演習をやるからである。 さらに都市部ではこれらの優秀な生徒を対象にした東大専門受験塾的なものもある。 これではおらが県のトップ校レベルではとてもではないが歯が立たない。 (補足:これらの一貫校ではガリガリ勉強ばかりしているわけではない。学校行事・部活も勉強も全力で取り組むのが基本である。 開成高校が運動会に力を入れているのは有名) これらの中高一貫校出身のメリットはほかにもあり、大学生になった後家庭教師の職をゲットしやすい(早慶中学受験済み男>>>東大公立男)、 就職時の筆記試験に中学受験そっくりの問題がでるなど多数ある。

この現状では中学受験をしていないと圧倒的不利になるため、地方出身の人は泣き寝入りをするしかないのだろうか? 否。3割強はいまだに公立高校が占めている。 とはいうものの、これらの公立高校出身者はもともとたぐいまれな才能を持っていたり親が熱心で難関高校(国私立)を経験していたりする。 普通の家庭に生まれしかも地方出身である人間が東大に合格するにはどうすればいいかという指南をするのがこのページの目的である。 最近ではアマゾンなどネット経由で本もすぐ手に入るようになり、東京をはじめとする都心部へのアクセスも向上した。 また、インターネットで大量の情報も手に入るようになり、スカイプなどで無料テレビ電話ができるようになるなど受験に応用できる環境が整いつつある。

ここで東大に行くメリットについても触れておく。 まずは授業料。国立なので年53万円だ。私立理系になるとこの3倍以上が相場であろうか。 また、地方でまともな給料の出る職業といえば医者、弁護士(地方には少ないが)、公務員、インフラ系がせいぜい関の山だ。 この中でいちばん身近な高給取りは医者である。このため、地方では東大より医学部指向が強まっている。(その医学部も地方ですら都市部の一貫校にシェアを食われている) しかし、東京に来れば年収1千万越えのサラリーマンは普通である(高学歴限定)。 また、東大は国からの予算も膨大にもらっており、教授陣も一番そろっている。学問をする環境としては申し分がない。 ぜひ東京大学合格を目指して頑張ってほしい。

また、このページの目的である地方からの東大合格者を増やす、ということであるが、日本最高峰の東大が金持ちの子女ばかりに なってしまっては東大が格差の温床と化し、好ましくないからである。事実、東大の教授陣も塾通いばかりして入ってくる東大生 のことを好ましく思っておらず、地方出身者の割合をあげようと四苦八苦しているようだがなかなか「平等な」東大入試でピンポイント で排除するのは難しいようである。東大教授の中には地方公立出身者の増加のため彼らに10点くらいの下駄をはかせようと主張するものもいるが それはさすがにやりすぎであると思う。 加えて、学力が低い(=センター試験平均点等より明らか)地方の方ががんばれば日本の学力が向上するからである(少し大げさで あるが) ぜひこのページを参考にがんばってほしい。

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2013-03-28:HPの大規模改良を行いました。今後とも宜しくお願いします。

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